メディアクエリを使ってWebサイト内の文章の改行をコントロールする方法
レスポンシブレイアウトの一環として、文章の改行をコントロールしたい時に、手段の一つとしてCSSでの対処が考えられます。
今回は、CSSのメディアクエリ(@media
) を使って、デバイスのディスプレイ幅に応じて文章の改行をコントロールする方法を二つ紹介します。
brタグに”display: none;”を指定する方法
brタグはデフォルトでdisplay: inline;
が指定されていますので、HTMLにbr
タグを設置しておいて、改行が不要な場合にdisplay: none;
を指定することでCSSでの改行のコントロールができます。
HTML
<p class="sample">一行目のテキスト<br>二行目のテキスト</p>
CSS
@media (min-width: 768px) { .sample br { display: none; } }
擬似要素(”::before”や”::after”)を利用する方法
CSSの擬似要素である::before
や::after
を利用して、改行を意味する”\A”をwhite-space: pre;
を指定して入れることでCSSでの改行のコントロールができます。
※ちなみに、macで”\”(バックスラッシュ)を入力するには”option”+”¥”で入力できます。
HTML
<p><span class="br-set">一行目のテキスト</span>二行目のテキスト</p>
CSS
@media (max-width: 767px) { .br-set::after { content: "\A" ; white-space: pre; } }
まとめ
以上、CSSのメディアクエリを使って、デバイスの画面幅に応じて改行をコントロールする方法について紹介してきました。
参考になりましたら幸いです。
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