CSSの擬似要素を使って背景画像にフィルターをかける
cssの擬似要素を使って背景画像にフィルターをかける方法
背景画像としてオリジナルのものとカラーフィルターをかけたものの2種類を使いたいときに、背景画像の素材にあらかじめ加工をしておいてオリジナルと2枚の画像を用意する方法もありますが、::after
や::before
といったCSSの擬似要素を使う方法もあります。
この方法を使うことで用意する画像がオリジナルの1枚だけで済むようになります。
オリジナルの画像を背景画像に指定した状態
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BayEzqB by saku (@web-saku)
on CodePen.
オリジナルの画像を背景画像に指定し、擬似要素でカラーフィルターをかけた状態
擬似要素を使ってフィルターをかける場合には、擬似要素に背景色の指定と位置の指定をする必要があります。
なお、この記述例では擬似要素として::after
を使用していますので、オリジナルの背景画像の上にフィルターがかかっていますが、::before
を使用するときにはz-indexの指定がないとフィルターがオリジナルの背景画像の下になってしまうので注意が必要です。
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BaNzbzY by saku (@web-saku)
on CodePen.
・CSSの記述例
CSS
.sample { background: url(https://web-saku.net/wp-content/uploads/2020/02/dolphin-san.jpg); background-size: cover; width: 100vw; height: 100vh; position: relative; } .sample::after { content: ""; background: rgba(255,255,255,.5); position: absolute; top: 0; right: 0; bottom: 0; left: 0; }
以上、CSSの擬似要素を使って背景画像にフィルターをかける方法と記述例について紹介してきました。
参考になりましたら幸いです。
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